最後の一歩、









  もくようび、







  午後からは雨も降ってきて、







  しっとりとした 秋の しずかな夜です 、









  シルバーウィーク でしたね、







  みなさま いかがお過ごしでしたでしょうか?







  niizは コソコソと山を歩いてきました、、







  大きな山の中を  ひとり コソコソと 、








 「子供も産まれたのに 何やってるの?」と 








  言われてしまいそうですが;








  ま まぁ; niiz今年はいろいろあったし、







  この先はもっといろいろあって 忙しくなるだろうからということで、   








  特別に許可を得て 行かせてもらえることになりました、










  ひとりの山旅は久しぶりだったので、








  行く前は 期待と不安でいっぱいでした、








  
  でも 天候にも恵まれて よい山行になりました、









  朝日に紅く照らされる  峰々の姿を眺め、







  どこまでも続く  美しき山々を眺めながら歩き、
  






  稜線の風が吹く夜に  天の川を見上げて 、








  すべてが感動の瞬間に変わり、








  何かを手に入れたような気持ちにもなったけれど、








  本当はどれも私には手の届かない 遠い存在であることは、








  わかっていて、









  そして 私が感動しているその姿さえ、








  本当は毎日くり返されていることなのだと気付くと、  









  ただ 圧倒された気持ちになってしまった、 







  〜








  
  最後の山の  あと数歩で頂上という所まで来て、










  私は立ち止まった、









  「これを登ったら この山旅は終わってしまう 、」









  寂しさが胸を包んで  そのままそこに腰掛けた、









  でも 私は微笑んでもいた、









  「この山旅は 出来すぎていたじゃないか、









   神様から 特別ボーナスをもらったようなものだ、







   

   十分に満足させてもらった 、」










  そう思えて 立ち上がると、




    

  
  
  
  眼下の雲に ブロッケンが姿を現していて、









  私の影を  虹が優しく包み込んでくれていた 、









  私はまた微笑んで、








  最後の数歩を しっかりと踏み出した 、







  〜