系譜、
きんようび、
少し暑い一日だった、
金木犀の香りが風に乗り 香っている、
金木犀の香りを好きに感じたのは、
いつの年頃からだったのだろう、
切なさと 温もりが 同居しているようなあの香り、
もし 逢えたならば 、 そんな想像を心がしてしまう
あの 香り 、
〜
こないだ登った山の頂上から、
あの山を見ていた、
地図と磁石を合わせて 見える山々の名を調べていて、
遠くに随分と大きな山を見て あれはなんの山なのだろうと、
それがあの山だった、
遠くから見ても それは立派な山で、
印象深かった 、
だから事が起きて すごく驚いたし こわかった、
〜*〜*〜
そっと そっと季節が歩いてゆきます、
追い越さなくて いいですよ、
遅れたって いいんです、
だいじょうぶ、
そっと そっとついてゆきましょう、
〜