梅雨、





  もくようび、




  梅雨入りもして  しっとりとした雨が降っている、




  雨音が心地よい、





  最近はとうとうラジオもあまり聴かなくなってきて、




  部屋は静かなままだ、





  ただ窓を開けて  外の香りを聴いている、




  それが ぽたぽたとした雨音だったりすると、




  とても美しい、




  〜





  先週の日曜日は 日帰りで山を歩いてきた、




  久しぶりの山歩きだったので  人が多そうな山を選んだ、




  バスは満員で  山は賑わっていた、





  niizは一人  とぼとぼと歩いていた、




  でも寂しくはなかった、




  

  久しぶりに飲んだ山の水は  とても甘かった、





  鳥が歌って  カエルが鳴いて  蝶が舞っていた、





  服を着た人間の姿だけが  不恰好に見えた、





  〜〜




  最近は家の本を見ていたりする、  





  がんばって好きな家を建てるか  素直に建売にするか、




  中古をリノベもいい  中古買ってそのうち立て直すとか、




  そもそもお金はどうするのか  金利は? ローンは?





  
  そおいう話はとりあえず置いておくことにした;、





  考えるのに疲れてしまった、





  でも  家っぽい雑誌(?)とか  家の本が置いてあるコーナーを




  プラプラしている、  
  




  そして本を買ったりもしてるのだけど、  




  niizの買っている本は  「なんとなく」な本で、、





  ざっくりと書くと  「家とはなんだのだろう?」という感じだろうか、






  もっと書くと  「幸せな家ってどんなのだろう?」とか、





  そもそも  「幸せってなんなのだろうか?」みたいな、






  そんなこと 実際家を買うときには考えてないと思うよ、





  ってなっちゃってるこの国の家事情って  どうなのよ?





  みたいな、






  だから今は  じっくり考えてみたいのだと  思う、





  〜




  こないだも彼女と本屋さんにいて、





  「家の本で一冊欲しいのがあるんだけど買おうかな〜」





  なんて言っていると  彼女が、





  「いいじゃん♪ 買えば♪」 と言っていて、






  付き合っている男性が 「家が欲しい」という話しをしていて、





  嫌な気分になる女性は  あまりいないんじゃないだろうか、





  女性にとって  「安住」や「安心」は、





  「幸せ」の中で 重要な位置や大きさをしめていると思うから、






  でも、  





  niizは本棚の前に立ち  買いたいと思っている本を手に取った、  





  すると彼女は、  





  「ちょ ちょっと待って;  その本は買わなくていいから!;」





  と言い、  彼女の顔を見ると ひきつった半笑いをしていた、







  どんなに汚い本だったのかということではない、





  新品だし  装丁だって美しく  とても綺麗な本だ、







  ただ問題は  「小さ過ぎた」  だけだ、






  本の大きさの話ではない、





  家が  小さ過ぎたのだ、、





     





  〜




  
  静かな部屋で  考えている、





  本を眺めながら  ぼんやりと考えている、






  物がたくさんあることは  幸せなのか、





  便利なことは  幸せなのか、、






  自分にとっての幸せとは  なんなのか、、





  外の風に  訊いている、




  〜