雪の香り、



  金曜日、


  朝、 雪が降っていた、


  空を見上げると、どんどんと雪が舞い降りてきて、


  空に吸い込まれていく様に感じた、


  子供の頃に感じた記憶と、


  変わらぬ雪が、 今日も降っていた、



  〜



  今週はだらしなく生きていた、


  今週は人間らしく生きていた、


  寒いから布団に入り、羽のぬくもりにありがとうと言った、   



  寒くなってきたけど、田んぼに残っている水溜りには、

  まだ氷は張っていなかった、



  ふと、動物達はどうしているだろうと、思った。


  静かな森の奥で、何を見て生きているのだろう、

  
  明るい月の夜に、何をしているだろう、


  何かを恐れているだろうか、



  人間達のように、 


  人間は、何をしたいのだろう、



  静かな夜に、 


  僕は、



  愛し合いたいんだ、