あの日、あの時、



  火曜日、


  会社帰り、 風が北風に変わっていた、

  刈り残っている稲が風になびいて、わさわさと鳴っていた、

  秋の香りをすくい上げて、北風はどんどんと運んでいく、


  冬のどこか無機質な空気を、体のどこかが思い出していて、

  一瞬辛い気持ちになった気がした、


  冬は寒くて辛い、 そう思えていいじゃないか、

  生き物にとって冬は辛いもののはず、


  ぐっと我慢して、 寒い寒いと言って過ごす、

  それでいいじゃないか、


  みんなで集まって暖まれれば、 いいな。

  
  あの娘も来てくれるかな、、



  〜


  
  日記でもないです、


  週末はぶらぶらしてました。

  都会の催し物に行こうと思って、駅に降りて会場の方に歩き始めたら、

  大きく立派な鳥居があって、吸い込まれるように鳥居をくぐった、


  明治神宮に来たのは多分人生で二回目だ、


  一回目は二十代前半の頃、当時付き合っていた彼女と大晦日に初詣にきた。

  すごい混んでて、全然進まなくて、 今よりずっと寒い冬で、

  あの頃はがんばってたな〜、、

  今より男らしかったかも、、;


  〜



  鳥居をくぐると、広く立派な路が何かを導くかのごとく続いていた。

  路の周りには照葉樹の森が茂り、路の上に屋根の様に枝葉を伸ばしている。


  照葉樹の森は歩いたことがなかったけど、とても気持ちよかった。

  針葉樹とも広葉樹とも違う、瑞々しさのような物を感じた。




      


  
  いろいろな人が参拝にきていて、

  外人さんや、家族連れ、 niizみたいに一人の人も結構いる、

  綺麗なお着物をお召しになられた、お綺麗な方もいて、、良かったです(;?)。


  大きな鳥居をいくつかくぐりながら、ゆっくりと歩いていく。


  急いで歩いている人はいない、

  何かあれば立ち止まって眺めたり、お喋りしたりしながら、

  みんなゆっくり歩いている。

  

  〜
  


  本殿の入り口の近くで、結婚式の写真撮影をしていた。

 
  あの、結婚式に出会った時の反応って、万国共通な気がした。

  みんなが「ワァ〜☆」って言いながら近づいてきて、

  外人さんなんてもう釘付けで、白無垢の花嫁さんをどうやどうやと覗き込む(笑)、  


  幸せな雰囲気がその場を包んでいて、みんなが笑顔で、、


  世界って、ほんとはもっと平和になれるんじゃないかな〜と、思ってしまった。



  〜



  門の中に入ると、すごく美しく、眺めてしまった。


  まあ、前に来たのが大晦日の夜だったし、何も見えてないも同然で、

  初めて来たような感覚だった。
    

  なんでもっと早く来なかったんだろう、

  そう思ったけど、今だから感じられるものもあるだろう、、



  そんな感じの週末でした。。
  
  

  〜〜



  明日は寒くなりそうなので、暖かくして過ごしましょう。
  

  季節を感じている、 それは生きているということ、


  それは幸せなこと、 少し笑って、微笑んで、

 
  大事な人を、想いながら、、


  う〜ん、 人恋しい注意報発令だな。。?


  〜