白い月、



  月曜日の、夜。


  もう寝るところです。


  でも、今日も月が綺麗だから、綴っています。


  〜


  会社帰りに、月が明るくて、
 
  自転車のライトを消して走った。(ライトは点けましょう;)


  でも、田んぼの中の街灯もない道で、滅多に車も通らない、です。


  いつもの様にハンドルから手を放し(手放し運転は止めましょう;)

  鳥の様に腕を広げた。


  自分の影が稲穂の上を走っていて、ほんとに鳥のような気持ちになった。  

  
  月が体の正面くると、眩しくて目を細めた。


  でも、車の通る路に出ると、影は消えた。

  今度は車のライトが眩しくて、地面は真っ暗になった。


  鳥になれたと、思ったのにな、、


  〜


  月は、好きだ。


  どこに居ても自然を感じさせてくれる。



  輝く月を見ていると、いつも思い出している、


  月明かりに柔らかく照らされた、あなたの白い肌を、



  そして、月に「ありがとう、」と伝える、


  あの日と同じ月が、今日も僕を包んでくれた、


  それだけで、とても幸せな気持ちだった。


  それだけで、じゃない。


  きっと、それで十分なんだ、


  きっと、そうなんだよ、


  〜