とっても、
リィリィリィ リィリリリィ
ヒュロロー ヒュロロロロー
ディーディー ディーディーディーー
リィーーー リィーリィーーー
月曜日、
自転車の帰り道で聴いた、虫の鳴き声、
涼しくて、自転車がとても気持ちいい。
虫の鳴き声が、合唱かオーケストラの様に体を包んで、
自転車が進めば前から後ろへ、 右から 左から、
ずっと遠くの方からも、いろんな鳴き声が聴こえてくる。
イヤホンを外して、稲穂の海を漕いでゆく。
夜空にはキラキラと星が瞬き、
地面と空が蒼く交わる、
漕いでも漕いでも、また新しい鳴き声が私を包む、
このままずっと漕いでいたい、
こんなに気持ちの良いことが、こんなに身近にあるんだ。
どこにも特集されることのない日常。
近くにある潤い。
もっとたくさん、知りたい。
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