コアソドル、



  日曜日。



  今は夜、 春の風。


  深く浮く、 漂う気持ち。


  綺麗だね、 君のことだよ、


  酔っているから、 言えるんだよ、


  君のことに、 酔っているから。



  〜〜



  今日はわざわざ東京に出張って映画を観てきた。


  洋菓子映画にものすごく思いを惹かれつつも、、

  アウトドア映画を観てきた。


  観ていて映画が長く感じた。

  でも、つまらなかったというわけじゃない。

  もっと観て痛かった。


  いい映画ではなかった。(そんなこと言っていいの?)

  あの映画を観て「いい映画」なんていう人がいるだろうか。
 
  綺麗な自然・地球・海・山と、

  文明の手、、

 
  でも、niizは夢の世界に生きているわけじゃない。

  現実を知り、考えるのだ。


  〜


  映画館のビルを出て、なんだか臭い東京の街に居た。

  
  そのまま隣の駅まで歩いた。

  アウトドア屋さんや気になったお店を覗きながら。

  
  ただ眺めていた、

  並んでいる品物達と、流れる人々を、

  流れる自分を。


  〜

  
  隣の駅に着くと、疲れていた。
  
  足も、心も、疲れていた。
 
  
  山を歩いて下りてくると、足はくたくたでも心は嬉しがっていて、  

  「また早く山に来たい!」って思ってるのに、、


  ホームに立ち「今日俺は何をしていたんだろう、疲れたな。」

  そう思っていて、ただ疲れていて、


  でも、

  「今日は映画を観た、あの映画を観た、それで十分だ。」
   
  そう思えた。


  〜〜

  
  さあ、明日からまた仕事だ、

  文明が手招きして待っているよ。

  文明が手薬煉引いて、待っているよ。


  〜