ハラハラと、



  土曜日。

  いい天気だった。

  日記です。


  〜

 
  秋山低山山歩に行ってきた。


  山に行く電車はハイカー電車となっていて、

  みんな思い思いのことを喋っていて、楽しそうだった。



  山は紅葉していた。

  niizの歩いた道は、あまり人がいなくて、

  niizは熊避けの為に鈴を付けて歩いているのだけど、

  ちょっとうるさく感じて、鈴を静かにさせて歩いた。


  紅葉した葉が、風が吹くとハラハラと降ってきて、

  カサカサと地面に落ちた。

  その音が聞きたくて、風が吹くと立ち止まった。


  綺麗過ぎて目に入りきらない色達だった。

  何度も立ち止まったり、振り向いたり、見上げたりした。

  

  頂上では昼寝した。

  陽が暖かく、風は涼しかった。

  バッタが羽を鳴らしていた。


  ずっと、ずっと遠くにある太陽の光が、

  時間をかけて地球まで届いて、

  調度いい暖かさでniizに当たっている。


  寝転がりながら、そんな奇跡を感じていた。


  〜


  帰りがけに沢に下りて、お湯を沸かして、

  ぼんやりとコーヒーを飲んだ。

  夕方の沢沿いは陽も届かなくて寒かったけど、

  別によかった。




  これでいい、

  これでいいんだ、と思える土曜日だった。



  〜



      

             これはこないだの写真です。  
  



            


                  〜*〜*〜*〜