情緒、



  金曜日。

  週末です。

 
  冷たいものばかり食べていたからか、

  お腹が暖かいものを欲していて、


  ざる蕎麦をかけ蕎麦にしてみたり、

  アイスコーヒーをあたたかい紅茶にしてみている。

  昆布茶を飲みたい。。


  〜


  ここ三日くらい、会社に植木の刈り込みの業者さんが来ていて、

  その中にかわいいおばあちゃんがいた。


  毎日、午前と午後一回くらい、トイレを借りに工場の中に入って来る。

  腰も大分曲がっていて、ゆ〜っくりトボトボと歩いてくる姿は、

  慌しい工場の中では、時間が止まっているくらいのんびりと見えた(;笑)。


  誰かに話しかけてトイレを案内してもらうのだけど、

  毎回帰り道が分からなくなってしまう;

  帰りも誰かをつかまえて、外まで案内してもらう。


  手に水筒を持ってきていて、冷水機で水を汲んでいく。


  〜


  niizは大して仕事もしてなく、暇なので、

  おばあちゃんをよく案内していた。


  「すごい機械の音だね〜、、おっかないくらいだよ〜、、

   何作ってるんだい?、、車とか、汽車とかかい?、、」

  (汽車って;(驚))


  「いろいろ作ってるんですよ〜、

   実は、何を作ってるかよく分からないんです〜。」(ほんとです。(ほんとーです。))  


  〜


  niizは会社では、ちょっとアウトローな感じなので、

  優しい顔や笑顔などは出ないので、

  おばあちゃんと笑顔で喋りながら歩いている姿を見て、

  会社の人は若干びっくりしていたようだ。


  しかしあんなによろよろ気味なのに、

  酷暑とまでいわれる陽の下で、仕事をしていて、

  それでも笑顔で、

  ほんとに熱中症になってしまうんじゃないかと、心配になった。


  〜


  「今日でおしまいだからね〜、、また来年ね〜、、」


  「ほんとおつかれさまでした〜、暑いんで気を付けてください〜、」




  いい人だった。

  あんな風になりたいと思った。

  
  自分は結構人が好きなんじゃないかと思った。

  
  今の会社に入って、あの会社の中で初めて、

  人間らしい喋り方をした。


  自分はこのままでいいのかと、考えた。

  
  〜