火曜日。
今週は遅番仕事で、今は昼間。
蒸している。
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週末は山に行ってきた。
ちょっと遠くの、高い峰へ、
金曜の夜行バスに乗り、
土日、月で山を歩いてきた。
「月曜日って祝日だったっけ?」、、
niizとうとう有休を突っ込んでまで、
山を目指すようになってきてしまった。。
こんな人生でいいのだろうか、、
niizの年頃といったら、いい加減仕事に本腰入れて、
将来を見据えた政策(?)を建て始めてる頃なのに。。
なんて風に建前上は書いてはいるけれど、
実際は大してそんなことも思ってなくて、
むしろ、
「たった一日有休を使っただけで、
あんなにも、 あんなにも素敵な時間が過ごせるならば、
ぜひまた絶対使おう。」と思っている。
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フィルムカメラを持って行ったので、
写真はまだ現像されてないです。
おまけに、山の頂上に居た時に、丁度ヘリコプターによる荷揚げがあり、
ヘリコプターに大接近!
テンション上がって、パシャパシャシャッターを押してしまい、、
最後の方にはフィルムが足りなくなっていた;
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一日目、(土) 曇り時々小雨、時々晴、
夜行バスではあまり眠れず、
独りで、緊張していた。
歩き始めると、niizはどんどんと抜かれた。
後から来たすべての人に抜かれた。
niizが追い越したのは、
観光で来て散策を楽しんでいた2組だけで、
登山な人達には徹底的に抜かれた。
そんなにゆっくり歩いていても、
niizは少し疲れていた。
けれども、落ち着いていた。
歩く速さや時間は、計画したとおりに進んでいた。
長く歩くにつれ、体も落ち着いてきて、
じわじわと嬉しく、楽しくなった。
憧れの場所に行くのに、 急ぐ必要はない、
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二日目(日)
晴、
モルゲンロートを眺めながらパンをかじり、
テント場から頂上へ向かった。
ドキドキして早足になってしまうので、
休み休み、息を整えながら登った。
頂上に着いたとき、いつもと違う感じがした。
いつも山の頂上から、憧れの眼差しで探している山塊が、
視界の中に見当たらなかったからだ。
その時やっと、自分がその「憧れの山塊」の中にいるのだと、
実感した。
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旅の終わりの、三日目(月)の朝。
テントも片付けて、出発の準備を整えたところで、
あったかいインスタントコーヒーをつくり、
テント場脇の河原に座り、ゆっくりとゆっくりと、飲んだ。
いろんなことを思っていた。
朝焼けに染まる高い岳にむかって、
「大好きだ、」と心の中で言った。
「ほんとに?、たまにしか会えないから、
そんなこと言ってるんじゃないの?」、、
、、、
手の届かないくらい高い所にある岩肌や、
急な雪渓、鮮やかな緑、
そこで見得ることのできた景色。
そのすべてに触れることは、一生かかってもできないし、
niizが歩いた路や、過ごした時は、
あなたのほんの指先に触れたにすぎない。
もっとずっと、あなたのことを知りたいと、想った。
もう一度しっかりと見つめ、「大好きだ、」と伝えた。
〜〜〜
最近はブログをしていても、同じ様な言葉しか思い浮かばず、
「そろそろブロガーとしての限界か、、」と思っていたけど、
(まあ、日記なのでそれくらいでもいいのだけど。)
山に行くと、言葉が浮かんでくるのか、降ってくるのか、、
書いておきたいと思う気持ちが、手に出てくる。
白く浮かぶ朝の月と、淡い光りに照らされた岳が、
なぜか、同じ「自然」のひとつに見えた。
あの川は今も流れている、
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