淡い夏雲、



  月曜日。

  暑い祝日。

  niizは休みではないけど、今週は遅番仕事なので、

  今(昼間)は家のパソコンの前に座っている。


  〜


  さっきまでは山道具を片付けていた。


  きっと、というか確実にこの瞬間も、

  あの山の山頂には人がいて、

  あの岩場をどきどきしながら通過してる人がいて、

  あのテント場でお昼を広げてる人がいる。

  はたまたアブに追っかけられてる人もいるだろう。(汗笑)


  土日は山を歩いていた。

  
  〜


  かっこつけてフィルムカメラを持っていったので、

  写真はない。

  
  ちょっと遠出して、標高高めの山にいってきた。

  

  一日目(土曜日)は曇り空の中歩き始めた、

  しっとりとした綺麗な森の中を、ゆっくりと登って、

  頂上が近づくと、雲を突き抜け空に出た。


  遠くの山々の高い所だけが、ちょこっとだけ頭を出していて、

  自分が高い所にきたんだと、実感した。


  〜


  お昼前にはテント場に着いて、テントを張って、

  山小屋の前のベンチで、お昼を食べた。


  山小屋は素敵だった。

  かわいい&かっこいい小屋番さんがいて、

  泊まってる人達も楽しそうな雰囲気が漂っていて、

  いい世界だった。


  その後は、近くの山に空身で散歩に行った。

  樹が、苔が、切り株が、綺麗な路だった。

  トトロが昼寝してそうな岩があった。

  
  〜


  夕方が近くなるとテント場も賑やかになってきて、

  山ガールと山ボーイを眺めた。。

 
  岩に寄りかかりながら寝転がって、夕空を眺めていると、

  うとうととしてきて、 気付くと肌寒い風が吹いていた。


  〜


  夜はテントで寝袋に入っていれば寒くなかった。

  夜空は雲ひとつなく、天の川や流れ星が綺麗に見えた。

  
  遠くの富士山には、山小屋と登っている人達のライトの光りがキラキラと見えて、  

  自分が富士山に登った時の事を思い出していた。


  〜



     



  
  2日目(日曜日)はさらにちょっと高い山に登った。

  快晴で、景色はすべて見えた。


  いろんな山々が見た事のない角度で見えて、

  ドキドキしていた


  テント荷を背負っての岩場は緊張した。


  先の山にを登っている人を見ると、なんだかミニチュアみたいで、

  山に比べると人間なんてほんと小さいな〜とも思うけど、

  ああやって歩いて、また先の山まで歩いていっちゃう人間て、
  
  すごいよな〜とも思った。


  〜


  昼前にはまた雲が上がってきて、景色が見えなくなった。

  「山は午前中が勝負だ。」なんて聞いたりする。

  
  雲が下から山の斜面を駆け上ってきて、

  自分達がいる脇を空に向かってジャンプしていく。

  
  そんな景色の中に5歳くらいの女の子もいて、

  不思議な感じだった。。


  〜

  
  下山は苦手だし、こないだも足をくじいたりしたので、

  ゆっくりと休み休み慎重に下った。

  
  長かったけど路はよかったので、

  気持ちよく下れた。

  
  木々の隙間から差し込む陽光が、キラキラとしていて、

  とても贅沢な時間だった。


  〜


  期待していた以上にかっこよく、素敵な山だった。

  また行きたい。

  今すぐ行きたい。

  でも結構疲れたけど;


  〜〜


  梅雨明けして暑いですが、

  体調に気をつけてがんばりましょう。

  ではでは。


  〜