「毛糸の指輪」



  土曜日、の午前中です。

  雲ってる。

  今週は早く過ぎたな〜、師走だからかな。。


     



  今週は通勤自転車がご機嫌斜めだった。

  
  週に2回もパンクした。。

  しかも、朝からパンクしてくれてればいいのに、

  朝は会社までいけて、着く頃に空気が抜けてきたり、

  帰りに乗ろうと思ったら、パンクしてたみたいな、、

  
  チューブの修理が間に合わなくて、会社から歩いて帰ってくる

  羽目になった。週に2回も。。

  会社から家まで5〜6キロあるので、歩いて1時間半くらいかかった;

  一日立ち仕事の後の1時間半ウォーキングは、辛い。


  ちょっと自転車にイラッとしたが、しかたがない。



       

             会社から、朝の富士山。  



  もしかしたら、夜な夜なピスト自転車に浮気してることに、

  妬いていたのかもしれない、、

  ピスト自転車だけ部屋に入れて保管してるし、、

  「なんであの娘だけ部屋に上げてるの!?」みたいな、、


  物に心ってあるのかな〜、、あるな〜きっと。。


  〜


  ちょっと職場にカメラを持っていったので、撮ってみた。


  
       


  これは昨日作ったもの。NASAに納品される。

  もちろんNASAは嘘だ。   


  図面はこんなだ。


     


  ちょっと見づらいけど、

  「直径330ミリの穴で、公差が+0.005〜+0.015ミリまで。」

  と書いてある。


  要するに「330.005ミリ〜330.015ミリの穴」に仕上げろ、

  という事だ。 


  時代はハイテクだし、こんなの「ピピッ!」と出来ちゃうんでしょ?

  と思われがちだけど、、実際は結構アナログだ。


       


  機械の中。右上の鉄の棒が付いている所に、刃物が付いてグルグル回って、

  数字を追って動いて、左にある押さえてある品物を削る。



     
 
    
       
  
 
  こんな道具で測りながら、公差を狙うのだ。

  削り過ぎたら戻ってこない。不良品となりしこたま怒られ、吊るし上げられる。  

  かと言ってちびちびやってたら終わらない、それも遅くてどやされる。

  半分度胸と勘が勝負だ。   

  〜


  たまに、、と言うかいつもだけど、

  「こんな「0.01ミリ」とか、俺の人生に何が関係あるのだろう、、」

  「実際どーでもいいよな〜」と思う。


  でも世の中のいろんな物事は、この「0.01ミリ」とか、

  もっと細かいこととかの上に成り立ってるんだよな〜とも思う。


  そんな「細かくなり過ぎた世の中」もどうかな〜とも思う。


  あなたが今触れている携帯電話も、そんな技術の結晶だ。

  
  
  この技術とかで、もっと、、世の中どうにかできないだろうか、、?




  技術には罪はない、 技術を使うのは人だ、

  人はあなたで、 人は俺だ、