TREK


  昨日の続き。。

  〜
  
  歩き始めても不安な気持ちは消えなかった。
 
  鬱蒼とした森、見失いそうになる道、

  それに加えて時間が読めていない事、

  ガイドブックでは、登り三時間下り二時間半の計五時間半となっていた、

  ランクは初級。だが登山本の‘初級‘というものが‘登山している人‘

  にとっての‘初級‘であることにうすうす勘付いてはいた。。

    〜どこが道だか、、〜

  〜

  森の中だったり少しひらけたり、4〜50分くらい登ったところで

  視界が大きくひらけた。やっと「山登りに来てるんだ、、♪」

  と思える景色に出会えた。。

  

  〜右端の森との境を登って行きます〜

     爽やかに見えるけど、冷たい風が吹き上げてきていて、

     キャップからニット帽に切り替えた。

  

  〜赤城山〜

  さらに登っていく。開けていたのは写真のとこぐらいで、

  その後はまた、見失いそうになる道が続いた。

  途中で少しは休憩を入れたが、先が分からない事と、

  入り口付近で一人すれ違ったきり、誰ともすれ違っていない

  事に焦りを感じていて、ゆっくり休む気にはなれなかった。

  
  
  〜

  一時間半くらい歩いただろうか、もう一つ気になっていた‘すぐ追い付ける‘

  はずのおばさんハイカーにやっと追い付くことができた。

  休憩している脇を「こんにちは〜」とか平静を装って通り過ぎた。

  内心は「人に会えた〜♪道合ってた〜;」とホッとしていた。。

  と言うかおばさん達、歩くの速いです;

  〜
 
  ここらへんから熊笹が茂り始め、道の先がさらに見えなくなった。
  
  足元も見えずらく、高いところでは胸元くらいまで笹に覆われた。

  

  〜熊、出ませんよーに(願)〜

  〜〜

  小丸山という山を越え、もう少しで非難小屋とトイレが置いてある

  ‘賽の河原‘という場所に着くはずだ。

  非難小屋を見たことのない人は‘非難小屋‘をどんなものだと思っているだろう。

  自分は小さいバンガローみたいなものを想像していた。

  きっといろんな形があるのだろうけど、初めて見る非難小屋は、少し物々しかった、、

  

  〜広さは四畳くらい、屋根の高さは胸くらい、〜


                              〜〜〜〜〜〜

          

                〜〜〜〜〜〜
  〜

  時間的にみて目の前にある山が‘袈裟丸山‘だと分かってきた事で、

  ただ登る事に集中でき、体の緊張もほぐれてきた。

  さらに急勾配になる、両手両足を使い登る。

  ここからは写真もあまり撮らず、頂上を目指した。

  時計は12時を指していた。

  〜

  

  〜富士山 手前の街は前橋あたり、かな?〜

  続く、