黙祷、



  
  日曜日、



  今日は寒かった、 一年前と同じ様に、



  この日が日曜日で、 良かったと思う、


  
  多くの人が、 この日を、 あの瞬間を、


  落ち着いて迎えられた、



  〜



  niizは部屋でラジオを聴いていた、


  居間でテレビを観ていたら、 なんだか辛くなってしまい、   


  自分の部屋に戻って、 ラジオを聴いた、



  ラジオはやっぱり温かかった、



  地震の後の日々、 niizはラジオばかり聴いていた、


  ラジオはテレビと違った、 ラジオは届け続けた、



  人々の声を、 届け続けた、




  〜



  TOKYO FMは特集番組を組まず、 いつもの日曜日の様に、


  達郎さんに番組を任していた、

  

  とても良かった、


 
  「蒼茫」が流れ、 「希望という名の光」が流れ、



  黙祷した、



  〜



  一年、 


  早かったのか、 長かったのか、


  それさえも分かれない、


  
  たぶんずっと、 分からないままだろう、


  
  〜