SWITCH 白黒。


  
  午後から雨の予報の、土曜日。

  雨の降る前に、駐車場の草むしりをした。

  〜

  今から書く話しは、自分以外の人が読んでも、

  意味がよく分からないかもしれない。

  なにせ、自分自身よく分かっていないのだから。

  〜〜

  小学校の同級生に会った。

  〜

  今日は、会社の人が組んでくれた飲み会に行ってきた。

  会社の人は上の方だが、仲良くしてもらってる人だ。


  その人と、前に今の会社に勤めていて、寿退社した女性とが主催で、

  飲み会を開いてくれた。


  飲み会はいい感じな盛り上がりで、楽しかった♪。

  〜〜

  帰りの電車。

  自分と、主催してくれた女性が同じ駅だったので、

  一緒に帰った。

  
  普通に話しを進めていくと、ふと突然、2人が同じ小学校に通っていた事に、話しが行き着いた。  

  しかも、小1〜小2は同じクラスだったみたいだ。


  頭がぐるぐるぐるぐると回る。

  小学校が何年前で、今何歳なのか、

  目の前の人が、25年前に自分の前にいた。


  彼女が小5の時に転校していた事が、さらに話しを手探りな方向へと進めた。

  卒業アルバムには彼女の写真はない。


  彼女の旧姓を聞いて、空回りしていた頭の歯車が、

  スッと次の歯車へと、鼓動を伝えた。


  笑顔を見て、また次の歯車へと、、


  〜

  なぜ、そこまで思い出せないのか。

  それは、彼女の身長が縮んでいたからだ。


  と言うか、自分の身長が伸びていたからだ。

  
  小学生の時、彼女は身長が高く、自分は低かった。

  彼女は高い身長にコンプレックスを感じ、

  自分は低い身長に、、まあ何も感じていなかったけど(笑)。


  ひとつひとつの歯車を合わせていくには、あまりにも過ぎた歳月が永く、

  時代を行ったり来たり。。

  〜

  彼女は結局、俺の事を思い出せていなかったと思う、

  自分は彼女の事を、大分思い出していた。

  
  それはきっと、彼女のほうがイケてたからだろう。。

 
       
     
  〜

  駅からの帰り道。

  傘を差しながら歩く、駅前の道。

  そこは、25年前にもあった道。

  何も変わってないように、そこにある道。


  変わったようで、変わってない自分。

  〜
  
  なにかがどこかで繋がっている。

  なにもかもが繋がっている。

  そう思わざるおえなかった。