ノマド、




  火曜日、



  夜風が気持ちいい、

  

  窓を開けて、 


  風が部屋を通り抜けてゆく、


  

  桜は満開で、 心の奥が、 少し寂しく、




  もう行ってしまうのかい、



  こんなに待っていたのに、



  あなたに会えるのを、 



  ずっと待っていたのに、



  

     



  〜



  今朝、 家から車の置いてある駐車場へ向かうと、


  駐車場の前の緑道を、一人のおばさんが犬と一緒に散歩していて、   


  見覚えないけど、まあ近所の人だと思うので、


  軽く会釈をして「おはようございます〜」と言った。



  そしてniizが目の前の自分の車の方に行くと、


  おばさんが「あなたの車なのね〜」と話しかけてきた、



  おばさんは、


  「この車好きなのよ〜、 古い車なんでしょ?


   毎朝ここを通るのが楽しみなの。」


  と言った。



  少し会話をして、


  「大事に、 長く乗ってね。」と言って、


  おばさんは犬と一緒に歩いて行った。




  〜




  嬉しかった。


  niizも自分の車が好きだ。



  niizも街でこの車を見て好きになった。



  他でもないこの車を好きになって、



  探して、 買ったんだ。


  
  〜



  好きな物、 欲しい物、


  
  世の中にたくさんあるように見えて、


  
  ほんとはよく分からない、



  〜




      




  でも、 分かってることもある、




  春が好きで、




  桜が好きで、



  、、、


  〜