恋ノチカラ



  今日も滑ってきた。

  今日は懐かしい面子や、若い人達が集まり、

  賑やかな雰囲気だった。

     

  もちろんいつもの面子も。

  〜

  自転車で来た少年二人が、手にスケボーを持ちながら、

  遠くからこっちを伺っていた。 長い時間。
  
  はたから見たら、大人ばかりだし、(かなり)近寄りがたい雰囲気だ。。  

  でも、一人のスケーターが話しかけてあげて、

  一緒に滑った。


  でも、きっと。少年達は今まで自分達なりに滑って、

  そして、そこにいたのだ。

  だから、声をかけられるまで帰らなかったのだ、と思う。


  普通の中学生の格好でも、スケボー靴じゃなくても、

  そのガムテープで補修された靴を見れば、

  何をしたいのかは、すぐ分かる。


  彼らは、たとえ話しかけられなくとも、

  帰るわけにはいかなかったのだ。


  自分もそんな時期があったし、今でもある。  

  そこにいなければ、そこにある機会を得ることはできない。

  〜

  ココスで気まぐれピザが売り切れで、

  「さすが気まぐれ!」と思った。